立川駅の夕暮れ時が素敵だった!サンサンロード

 

 

立川駅北口サンサンロードは

ちょうどモノレールの高架下になる

おしゃれなカフェやショップが立ち並ぶ

多摩地区であることを感じさせない

都会的な雰囲気を味わうことができる

 

日が暮れてくると、イルミネーションがとても綺麗

道を歩く人々は、都会の喧騒とは違って

ゆったりとした雰囲気が伝わってくる

表現があっているかわからないけれど

ある意味、田舎的な空気というのかな…

 

 

ソラノホテル

 

時間つぶしにぶらぶら歩き疲れて

噴水広場の前のベンチに座ってぼーっとしていたら

 

昔の記憶が蘇ってきた

長男が中学3年生の時だった

この場所から徒歩10分位のところにある

家庭裁判所へ呼ばれて行ったことがあった

 

発端は、

一緒にいた男の子が自転車を盗んだとかの容疑で

警察官に呼び止められ

その場で最寄りの警察署へ連行されたことだった

 

息子が盗んだわけではなく何も関わっていなかったのだけれど

その男の子と盗んだ自転車と一緒にいたという理由で

息子も連行された

 

柔道の練習帰りだったため

他にも柔道仲間や次男もその場に居合わせていたことが

不幸中の幸いとでもいうか

次男の話や心配する仲間のお母さんからの電話連絡で

事情を知った私は、即座に警察署へ電話をかけた

 

「未成年の子供を親の許可なく警察署へ連れていっていくのはいかがなものか!」

「連れていく前に、保護者へ一報するべきではないか!」

「息子は本当にその警察署にいるのか?」

あれこれ受付で問い合わせをした

なんやかんやで

日を改めて、警察にて詳しく話をするという約束をして

その日は無事に帰宅することができた

 

約束の日に警察署へ出頭した際、

指紋をとられたり、すでに何かの犯罪を犯した者扱いだった

 

それから数日後、家裁から通知がきた指定日に

家庭裁判所へ行くことになった

 

私は、納得のいかない一連の流れを説明して

この一件がきっかけとなって

息子の心が歪んでしまい間違った方向へ

進んでしまわないものか…と涙ながらに不安な気持ちを吐露した

となりで息子は黙って聞いていた

 

対応してくださった相談者は

いかにも気の毒に思っていそうな表情と

穏やかな声で

「今回は、事故に遭ったようなものです…」

「審判や裁判も必要ないので安心してください」

というようなことを言われた

 

息子が盗難を促したと言っていた

一緒にいた男の子は常習犯だったらしい

息子が自転車を盗むように指示したと警察に言ったらしいが

息子曰く、

何度も、何度も、「盗るよ、盗るよ、」

としつこく言ってきてうるさいから

「勝手しな」

というようなことは言ったが

「盗んでこい」などの指示をするようなことを言った覚えはない

と言っていた

息子が嘘をついているようには思えなかった

というか、あの時信じてあげて良かったんだと確信している

ただ、息子に非があるとすれば

「勝手にしな」ではなくて「やめろ!!」の一言が

足りなかったんだよね

その言葉を相手に伝えたんだと警察官に強く主張していれば

おそらく警察に連行されることもなかっただろう

 

人生というのは、ちりのように小さな事がきっかけとなり

良くも悪くも、とてつもなく大きな出来事に変化してしまうことがある

 

全ての経験が修行

人生=修行みたいなもの

 

この経験は息子のみならず

親の私にとっても修行の一環だった

 

 

 

あれから今までの息子の行動や態度を考えてみるんだけど

その他ものもろ色々なことはあったけれど

つい最近、体調を崩した私のためにおかゆを作ってくれた

心優しい息子の様子を見ていたら

あの時の私の不安や心配、憤りが

今では、安心、安全、平穏に変化している

 

息子へ

ありがとう